中国での銀行口座の開設方法を紹介します。
中国の銀行口座を開設するメリット
中国の口座を開設するメリットはまず第一に、自分のお給料、奨学金などを受け取ることが可能になります。
ほとんどの場合が現地のお金(元)で支給されると思うので、必ず作るべきです。
もう一つは、今の中国の支払い手段として最も主流である支付宝(アリペイ)や微信支付(ウィチャットペイ)などのモバイル决済の利用が可能になります。
モバイル決済が可能になると、街中でのお買い物の際大金を持ち歩く必要がなくなるだけでなく、モバイル決済のみに対応しているさまざまなサービスを利用することが可能になります。
中国で銀行口座を開設するといいことがたくさんあるので、特に長期滞在する方は開設することをおすすめします。
中国の銀行について
中国にも多くの銀行会社があるようですが、大手は中国銀行と中国工商銀行です。
普通に利用する分にはどちらもそこまで大きな違いはないようです。
選ぶ基準としては支店が近くにある方が何かあったとき便利なのでアクセスの面で選ぶといいと思います。
私は中国工商銀行(ICBC)で口座を開設しました。
口座開設に必要な持ち物
2018年現在、
中国工商銀行の口座開設に必要な書類は
- パスポート
- 就業証明書または入学通知書
- 中国での住所がわかるもの
- 中国の携帯電話番号
- 手数料10元
これらの用意を揃えて銀行に向かいます。
銀行で口座を開設したいと伝えると、用紙が渡されますので記入します。
記入事項は主に
- 氏名(英語)
- パスポート番号
- 現在住んでいる住所
- 生年月日
- 学籍
- 電話番号
- サイン
です。
ちなみに口座(カード)を開設したいことを中国語で
我想办卡 wǒ xiǎng bàn kǎ
といいます。最悪办卡(bàn kǎ)だけでも通じると思います。
口座のことは账户(zhàng hù)といいます。
窓口での手続き
用紙を記入し終えると窓口に案内されます。
空いていればすぐですが、混んでいるとここで少し待つかもしれません。
窓口の人に、パスポート、就業証明書などの書類を提出します。
通帳かカードか?と聞かれるのでどちらかを選択します。カードがおすすめです。
あとは指定されたアプリをダウンロードしたり、6ケタのパスワードを決めたりととにかく窓口の人の指示に従っていけば大丈夫です。
最後に手数料の10元を支払い、カード、説明書などの書類を受領します。
口座開設完了です。
うまくいけば30分ほどで完了します。
このままだとまだ使えないので、
そばのATMへ行きカードにお金を入れましょう。
口座残高は工商銀行のアプリからも確認可能です。
銀聯カードについて
今回新しく作られたこのカード。
銀聯カード(Union pay)といって、支払い後すぐに引き落としされるデビットカードです。
中国のほとんどのお店で使用できます。
最近は日本で使用できるところも多くなってきています。
デビットカードなので、このカードで日本のATMから日本円を引き出すことも可能です。
また滞在中に海外旅行に行った場合も、このカードで向こうの外貨を引き出すことが可能です。
外貨を引き出す際は手数料がかかりますが、
両替所での手数料と比べるとこちらの方が安く両替することができるのでお得です。