中国で携帯を使用する際、SIMフリーであることはもちろん、端末が中国のキャリアの周波数に対応している必要があります。
中国聯通・中国電信であれば基本的に日本の携帯でも周波数に対応している端末が多いですが、中国移動の場合は日本で購入できるスマートフォンで中国移動の周波数に完全対応しているスマホは数が少ないのが現状です。
今回は中国の3大キャリア(中国移動・中国聯通・中国電信)すべての周波数帯に対応している端末を紹介していきます。
中国の3大キャリアについてはこちらで詳しくまとめています↓
中国で留学・長期滞在する際の携帯(SIMカード)契約方法とお得な料金プランについて
中国の3大キャリアすべてに対応しているSIMフリースマートフォン
AppleのiPhone6s以降のモデル
値段はそれなりにしますが、iPhoneであれば世界中の周波数ほぼ全てに対応しています。
また日本と中国どちらでも使用可能なだけでなく、修理が必要になった時でも現地のApple Storeですぐに対応してもらえることが可能なので安心です。
iPhone6以降のモデルは
iPhone 6 / iPhone 6 Plus / iPhone 6s / iPhone 6s Plus / iPhone SE / iPhone 7 / iPhone 7 Plus / iPhone 8 / iPhone X / iPhone XS / iPhone XS Max / iPhone XR (2018年現在)
があります。
iPhoneを安く手に入れる方法についてはこちらでまとめてます。
中国(海外)でスマホを使うのにおすすめなiPhoneを安く手に入れる方法
amazonからも3万円台から販売されてます。
・Apple iPhoneSE 32GB A1723 (MP832J/A) シルバー【国内版 SIMフリー】
・Apple 【国内版SIMフリー】 iPhone6s 32GB A1688 (MN112J/A) ゴールド
また、最新機種のiPhone XS / iPhone XS Max / iPhone XRはDSDS(デュアルSIM&デュアルスタンバイ)に対応しているので、日本のSIMと中国のSIMを入れ替える必要がなく海外で使うのにとても便利でしょう。
・iPhone XS Max 64GB SIMフリー [シルバー]
・iPhone XR 128GB SIMフリー [ホワイト]
*1万円代から購入可能
Umidigi One
Umidigi One | |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 32GB |
アウトカメラ | 1200万画素+500万画素 |
インカメラ | 1600万画素 |
バッテリー容量 | 3550mAh |
セキュリティ | 顔認証・指紋認証 |
重量 | 180g |
お財布ケータイ | 非対応 |
SIMカード | nanoSIM×2(DSDS対応) |
価格も性能も優秀なのはこの機種。
ストレージやバッテリー容量が豊富で、LTEにも対応してカメラの性能もアウトカメラインカメラともに問題なく価格が1万円代ということでかなりコスパがいいです。
動作はゲームをよく使う場合は少し読み込みに時間がかかることがありそうですが、動画視聴やWeb観覧、SNS利用などの普段利用には全く問題ないでしょう。
日本のキャリアではソフトバンク・ドコモ回線にもフル対応しています。auのSIMカードはau VoLTE対応のSIMカードのみ使用可能とのことです。また日本での技適は取得していません。
Umidigi One Pro
Umidigi One Pro | |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
アウトカメラ | 1200万画素+500万画素 |
インカメラ | 1600万画素 |
バッテリー容量 | 3250mAh |
セキュリティ | 顔認証・指紋認証 |
重量 | 180g |
お財布ケータイ | 非対応 |
SIMカード | nanoSIM×2(DSDS対応) |
もう少しストレージが欲しいという方には次のモデルの「Umidigi One Pro」もおすすめです。
「Umidigi One」とほぼ同じスペックで、ストレージが64GBに増量された機種です。
「Umidigi One」との違いはバッテリー容量は少し少なくなりますがNFCを搭載し、ワイヤレス充電に対応している点です。
また、急速充電の機能もさらに向上しています。
こちらも価格が1万円代とかなりコスパがいいです。
日本でも正式に使いたいという方、なんとこれと同じスペックで日本で技適を取得した端末が12月に発売されることになりました。
Mayumi U1
名前は違いますが外見もUmidigiのマークが消えたくらいで「Umidigi One Pro」とほぼ同じです。
価格は3万円代と少し値は張りますが日本と中国両方で使えるスマホを一台で持ちたいなんて方におすすめです。
これら3機種ともデュアルSIMスタンバイに対応しているので海外行ってもSIMカードをいちいち入れ替える手間が省けます。
*カメラ性能を重視したい方向け
Lenovo S5
Lenovo S5 | |
メモリ | 3/4GB |
ストレージ | 32/64GB |
アウトカメラ | 1300万画素+1300万画素 |
インカメラ | 1600万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh |
セキュリティ | 顔認証・指紋認証 |
重量 | 155g |
お財布ケータイ | 非対応 |
SIMカード | nanoSIM×2(DSDS対応) |
カメラ性能を重視するという方におすすめなのがこちら。
2万円代という低価格ながらもアウトカメラインカメラともに高い画素数です。
こちらも動画視聴やWeb観覧、SNS利用など普段使いには問題ありませんがゲーム専用機としては向きません。
デュアルSIMスタンバイに対応なので海外へ行ってもSIMカードを入れ替える必要がなく便利です。
日本のキャリアではソフトバンクの回線に完全対応しています。
ドコモ回線は都市部のみの利用であれば通信可能ですが、au回線には非対応です。
こちらも日本での技適は取得しておらず、デュアルSIM・デュアルスタンバイに対応しています。
*ゲームをよく利用したい方向け
Xiaomi Mi Mix 2
Xiaomi Mi Mix2 | |
メモリ | 6/8GB |
ストレージ | 64/128/256GB |
アウトカメラ | 1200万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー容量 | 3400mAh |
セキュリティ | 顔認証・指紋認証 |
重量 | 185g |
お財布ケータイ | 非対応 |
SIMカード | nanoSIM×2(DSDS対応) |
こちは高性能CPUのSnapdragon 835を搭載しているので、動画視聴やWeb観覧などの普段利用はもちろんゲームなどでもサクサク操作できるのでゲーム専用機として使用しても全く申し分ないでしょう。
値段は4万円代と少し高めですが、このスペックのスマホであればこれほど安い値段の機種は少ないです。
ただカメラ性能(特にインカメラ)が劣るので、写真や動画をたくさん撮りたい方には不向きです。
対応バンドも広く国内のキャリアすべての周波数に対応していますが(auの3GSIMにも表記上では対応)日本での技適は未取得です。
こちらもデュアルSIM・デュアルスタンバイに対応しています。
*iPhoneX並みの高性能スマホが欲しいなら
One Plus 6
One Plus 6 | |
メモリ | 6/8GB |
ストレージ | 64/128/256GB |
アウトカメラ | 1600万画素+2000万画素 |
インカメラ | 1600万画素 |
バッテリー容量 | 3300mAh |
セキュリティ | 顔認証・指紋認証 |
重量 | 177g |
SIMカード | nanoSIM×2(DSDS対応) |
こちらは現在のアンドロイド史上最強との呼び声も高い高性能スマホです。
普段利用はもちろんゲームの仕様もサクサクと操作ができ、カメラの画質もかなり高い画素数です。もちろん動画撮影も綺麗にできます。
値段は5万円台と少し値は張りますがiPhoneXと並ぶスペックと考えるとiPhoneXの半額以下なのでかなり高コスパです。
日本のキャリアにはソフトバンクと相性が良いようです。
こちらも日本での技適は未取得で、デュアルSIM・デュアルスタンバイに対応しています。
以上が中国全てのキャリアに対応したおすすめフリースマートフォンでした。
安いものだと1万円代から手に入るので、盗難や紛失の危険度が高い海外専用のスマホとして購入してみるのもありだと思います。